作業手順の方法

【立作業】で仕事をする

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立作業の利点を生かす

作業をする姿勢によって時間,スペース,動きなどによるコストダウンを図ることが可能となります。
現代の作業環境作業方法では、立作業における利点が多いと考えられます。
実際の作業に応じた作業体制を精査することでムダを省きます。

多工程持ちに適した立作業方法

以前は単工程として、一つの作業に従事することで成り立っていた環境が、現在は、ひとりで多数の機械を受け持つことも少なくありません。
そのような他工程持ち者にとっては、立ったり座ったりの動作を頻繁に行うため身体に悪影響を及ぼします。
作業環境を考慮した場合は、座り作業よりも立作業を取り入れる方が身体へ及ぼす影響は軽減されます。

スペースの効率化

立作業座り作業では作業スペースにも大きく差が生じます。
ムダなスペースを省き、作業者間の距離を狭め、移動距離の短縮を図る観点からも有効な手段だと考えられます。
これは、飲食店が立食で顧客一人当たりのスペースを減らし、一度に動員できる人数を増加させていることを考えれば一目瞭然ではないでしょうか。

作業備品を考慮する

今日から皆で立作業をすると決意しても、それに伴う設備でなければ作業環境が良いとは言えません。
立作業の高さに適した作業台であったり、立ちっぱなしによる足への負担を考えた備品への改良などが必要です。
立作業台であれば、作業内容にも異なりますが、平均的には90㎝程度だと考えられています。
90㎝を前後として作業者に応じて調整しましょう。
座り作業と違い、立作業は足への負担が懸念されます。
負担減を考え、床面へクッション材を施すなどの配慮が必要です。

立作業と座り作業の使い分け

すべての作業が立作業をすることに適しているとは限りません。
始業開始と同時に作業中は動くことがなければ座り作業の方が良いことも考えられます。
また、肘から先の部分しか使用しない場合に立作業へ変更する意図が揺るぎます。

座り作業が慣れている人においては、立作業への反発は必至ですが、様々な作業環境において立作業の方が利点が多いことが考えられます。

 

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