停滞から生まれる安心感
余剰に作ることは、不足から生まれる不安感を解消させることができますが、資材の仕入れ、各工程間の過剰な生産により各部署で作りすぎのムダが生まれ、製品による停滞のムダが生じます。
製品による停滞のムダは現場全体を俯瞰しながら、各工程で生産の見直しを図る必要があります。
後工程との意思疎通
停滞が生じる原因は何でしょうか。
自分自身に原因があると考えるならば、後工程に無理を要求していることが考えられます。
生産能力に余裕があるから過剰に生産し、後工程にシワ寄せを押し付ける行為は停滞の原因となります。
自分だけが良ければ・・・
その気持ちが停滞のムダを生じさせます。
作り過ぎが停滞のムダを生む
工程間において、資材が加工されず、停滞することは全くの無意味です。
必要な時期よりも前に製造することは、人件費も不必要に早く支払いが発生することを意味します。
停滞のムダはスペースのムダや作り過ぎのムダを生じさせ、連鎖的に沢山のムダが生じます。
後工程に配慮する
後工程が顧客だと想定すると押し売りをするでしょうか。
顧客へ押し売りするのは、顧客の事を考えず、売上しか考えない営業に見られます。
顧客の欲する製品を提案したり、顧客に満足してもらい顧客満足度を高めたいと考える気持ちがあるのであれば、後工程を顧客と想定して加工品を渡すなどの行為を行うことで、後工程に停滞が生ずることがなく、ムダをなくすことできます。