作業手順の方法

【標準作業】を決める

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標準作業は作業手順の基本

標準作業を作成するにおいて、作業中のあらゆる事項について精査する必要があります。
標準作業は、作業の順番によっても大きく異なることや、待ち時間の削減を図ることによってもサイクルタイムを短縮することができるため、あらゆる視点から作業を見つめる必要があります。

標準作業は誰もが可能

標準作業を決めるときは、誰もが出来る作業内容であることを視野に入れて、決定しなければなりません。
熟練の人しかできない作業内容標準作業と捉えていては、初心者が標準作業を行うことはできず、作業にバラつきが生じ、標準作業とは言えず、作業の共有ができません。
標準作業は誰もが持つ共通の物差しなのです。

標準作業と標準時間

標準作業を定めると、その作業時間を標準時間とします。
標準時間は、サイクルタイムを定める重要な要素となります。
サイクルタイムが定まれば、リードタイムを検討することが可能となります。
効果として、顧客に対し正確な納期を伝えることが可能となります。
もちろん、標準作業を元に標準作業書を作成することで、様々な計算の基礎となります。

標準作業が品質を均一に保つ

標準作業が決まれば、同じ作業手順により同じ時間を費やして製造することとなります。
違う順序で製造すれば品質にバラつきが生じることは否定できません。
標準作業作業手順書のもと、作業を行うことにより、誰が製造しても同じ品質を保つことが可能となります。

標準作業の重要性

標準作業を決定せずに製品を販売することは不可能です。
それは、販売する価格が決定できないからです。
製造業では資材に手を加え、加工します。
その加工費用を計算するうえで、加工時間が不明確では原価計算をすることはできません。
すなわち、販売価格に根拠がないと言えます。

モノづくりを行うことは、現場で資材が形を変えて加工され新たな製品が生まれます。
そこには必然的に時間というコストが発生します。
そのコストを明確にするは、標準作業を決めることに繋がります。

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