業務改善の考え

過重労働による業務の非効率

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過重労働とは

業務改善過重労働とは、その字の通り、働き過ぎのことです。
一般的に時間外労働が月100時間または、2~6か月平均で月80時間を超えると、過重労働ではないかと考えられます。
一日が24時間であることは誰もが同じことです。
その24時間の中で、平均所定労働時間7時間40分程度ではないでしょうか。
何を行うにも過度に行うことは、メリットよりもデメリットの影響が大きくなります。
過重労働常態化することは、会社にとって利益を生み出しているのではなく、会社の寿命を縮めているのです。

効率的に働く

業務改善「沢山給料が欲しいから沢山残業しますよ!」や「この仕事が好きだから人の何倍でも働きます!」などの理由であっても、長時間働くことは、会社にとって良いことではありません。
決められた時間で必ず業務が終われば言うこと無しなのですが、突発的な事態ミストラブル短納期での生産などに対応することは、会社が生き残るための大きな要因ともなります。
しかし、人の集中力体力には限界があります。
24時間連続して業務を遂行することでは、業務ムリが生じ、結果としてミスが多発し、不良品が生まれ、負傷し、想像してない代償を被ることにもなります。
過重労働は一過性のものであり、効率を考える場合は、最も大きな非効率なのです。

人と機械の違い

業務改善人には感情があります。
そのため、良く耳にする言葉が「ど根性」です。
辛く挫けそうになっても根性で乗り切るなどと、根性論で奮い立たせることがあります。
また、人の力を乗数計算し、人が集まれば、大きな力を発揮する表現に使います。
反対に疲労ヤル気の問題で、マイナスとなる場合も多数存在します。
このように人の力は数字で測れない部分が多数存在します。
反対に機械はどうでしょうか。
休憩昼休みは必要なく淡々と動かすことができます。
しかし、機械は自ら休憩することができないため、人が定期的にメンテナンスを施すことが必要なのです。

休憩と休息の必要性

業務改善休憩しない労働過重労働と言えるのではないでしょうか。
始業から終業が同じであっても休憩の有無では過重労働と言えます。
休憩せずに淡々と業務を遂行するには限界があるのです。
同じ作業には90分~120分に一度、休憩することが理想的ではないでしょうか。
デスクワークなどの座り作業の人は体を動かし、逆に体を動かしたり立ち作業の人は、少し座るなどにより休憩します。
このように業務内容により休憩方法も異なります。
少しボーっとするだけでも構いません。
この休憩により疲労した体や脳がリフレッシュされ、新たな業務を開始することができるのです。
疲労が溜まると集中力に欠けミスが発生したり、災害を引き起こします。

休憩を取らなかったり、毎日長時間労働することは、その場では、働いた感じが生まれますが、生産性は急激に悪化します。
業務が沢山あり早く終わらせたい気持ちがあるのであれば、少しだけ息抜き(休憩)時間を取ることをお勧めします。
結果として、長時間残業とならず残業の抑制につながります。

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